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自動掃除機と集塵方式の比較

自動掃除機がどれだけ部屋をきれいにできるかは、集塵方式が大きく関わっています。
自動掃除機にはゴミを集めるブラシがついていますが、このブラシの種類が多いほどゴミの集め残しがなく、きれいに掃除することができます。しかしブラシの数を増やせば構造が複雑になり、消耗品も増えます。一般的に安い自動掃除機はブラシの数は一つだけのものが多いようです。
中にはブラシがなく吸引力だけで掃除をする自動掃除機もありますが、そんな掃除機はやはり壁際や隅、カーペットの掃除が苦手です。これと比較してサイドブラシが一つついていれば集塵能力は上がります。
ツカモトエイムのロボットクリーナーや、シーシーピーのラクリートなどは、ブラシが一つついているこの集塵方式が搭載されています。
現在販売されている自動掃除機で最も多いのは、吸引とサイドブラシと床ブラシが一つずつの集塵方式です。シャープのココロボ、東芝のスマ―ボなどもこれを採用しています。
サイドブラシと床ブラシがついていれば、カーペットの毛足の奥からゴミを集めることができます。メーカーによってブラシの素材を変えたり、サイドブラシを2つにするなどの工夫がされています。
さらにサイドブラシに床ブラシを2種類搭載した集塵方式を搭載しているのがアイロボット社のルンバです。ルンバの床ブラシはフローリング用とカーペット用の2種類のブラシがあり、床ブラシ全体が上下に動きます。
ルンバが他機種と比較して、性能がよいと言われるのはこの集塵方式が力を発揮しているのでしょう。